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セルラーゼ配合製品の愚

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セルラーゼ配合製品の愚
未分解サッチの本質が「未分解繊維分」と考えてか、「ブンカイザー」を意識してのことか不明ですが、「セ
ルラーゼ配合」という製品が⽬に付きます。
しかし、⾃然界では「セルロース」は、「ペクチン」や「ヘミセルロース」や「リグニン」と結合して存在する」ので
す。この為、「セルラーゼ」単体でなく、「ペクチナーゼ」や「ヘミセルラーゼ」と⼀緒に配合させることが肝要に
なる訳です。

「セルラーゼ」単体でなく「ペクチナーゼ」「ヘミセルラーゼ」も
追加で説明すると、「リグニン」は、難分解性であり、分解がゆっくりなのです。草類には成分として少なく、
⽊類に多い成分です。加えて「⽊材腐朽菌」で分解されるので、⽊材腐朽菌(トリコデルマ菌)由来の「ブ
ンカイザー」で、⼟壌中のトリコデルマ菌が増殖しやすくなり、徐々に分解されて⾏きます。また、「リグニン」
は難分解性であるので、これが増えても僅かであり、病害性⽷状菌の増殖につながりません。
セルラーゼだけでは、⼟壌中の安定効果、継続効果が弱いのです。

「セルラーゼ」には、⼟壌酵素安定剤が必要
製品開発には、「セルラーゼ」単体でなく、それが如何に効果を⾼められるかという研究が為されています。
配合だけ真似ても、同じような効果が得られないのは、こうした理由があるからです。
セルロースは、β-グルコースが重合したものであり、分解すればグルコース(ブドウ糖)に戻ります。芝草の栄
養として再利⽤されるのです。
セルロースは、グリコキナーゼ、ヘキソキナーゼ、ホスホグルコムターゼ、UTP-グルコース-リン酸ウリジリルトラ
ンスフェラーゼ、セルロースシンターゼなどの酵素作⽤により、⽣合成されているのです。

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