自然循環型社会の創生を目指して グリーンキーパー様の痒いところに手が届くサービスを

 未分解サッチ=未分解繊維成分

 

芝草の未分解サッチの成分の多くは、セルロース、ヘミセルロース、リグニンなどで出来ています。

 

これらは、繊維素とよばれているもので、その原料はほとんど「糖」から出来ています。

自然界に生息する非病原性の微生物の中から、未分解サッチの繊維を分解する酵素を取り出して

商品化したものが「ブンカイザー」です。

ですから

人が食べているのが、「澱粉」で、草食動物が食べているのが「セルロース」です。

どちらも

消化すれば、「グルコース(ブドウ糖)」になってしまいます。

 

但し

「糖」のままでは、植物はほとんど吸収できません。

土中で更に分解が進み

それにより、病害虫の被害は減ります。

バイオ普及会の最新トピック

「サッチコントロール」の重要性

(2019)セミナーの1月号に「マ〇〇が語る科学の原理」という記事に「有機物管理の5つのポイント」が掲載されています。 グリーンキーパー、或いはグランドキーパーを長い間、経験されて来られた人たちは、一様に「サッチのコント …

農暦と芝草管理③

「農暦」と芝草管理 ③ 現在、地球はサイクル的には「氷河期」へと向かっています。寒くなっているのです。 ところが、現実は「温暖化現象」です。 これは、一部の狭い国土の国々で、有史以来無かった「化石エネルギー」の放出が原因 …

”農暦”と芝草管理②

”農暦”と芝草管理② 現在の新暦の2月4日(本年の立春)前後が、旧暦の1月1日になり、まだまだ寒さの厳しい時期です。ところが、2017は1月28日が旧暦の「正月」になっています。一週間ばかり早いのです。このことは、通年よ …

”農暦”と芝草管理

「農暦」と芝草管理 (1) 本来、西洋の「太陽暦」は「農作業」の指標としては適切でありません。 インド、中国、台湾、周辺諸国で「太陽暦」を採用している国は、日本くらいのものです。日本の農業の衰退と関係しているのかもしれま …

「あんな話、こんな話」

コラム「あんな話、こんな話」絶賛更新中!! (様々な角度から、物事の本質を紐解いていくよう、努めてコラム化しております。) 是非、ご閲覧ください!

徒然なるコラム:あんな話、こんな話

 未分解サッチ=未分解繊維成分

  芝草の未分解サッチの成分の多くは、セルロース、ヘミセルロース、リグニンなどで出来ています。   これらは、繊維素とよばれているもので、その原料はほとんど「糖」から出来ています。 自然界に生息する非 …

進化するバイオメンテナンス製品

グリーンキーパーの皆様やグラウンドキーパーの皆様と、共に歩んで半世紀近くなりました。共に悩み、共に対応し、共に解決をはかって来ました。 こんなものを作ったら役に立つ、こんなものを作ってほしい、というご提案を戴き、試作品を …

フェアリーリング(妖精の輪)

自然循環の中で、土壌中に「未熟な有機物」が多いと、それを分解しようとして、木材腐朽菌の仲間が増えます。この中には、担子菌類(キノコ)も含まれています。 私共は、グリーンキーパーさんやグラウンドキーパーさんの仕事の大半は「 …

スズメノカタビラを乗り越えて

日本のゴルフ場では、近年になり、2月に入る前からグリーンがぼけたような色合いを見せます。近づいてみて、これがスズメノカタビラであることに気付きます。 ベントグラス、ライグラス、ブルーグラスなどの寒冷地型の芝(C3型芝)は …

「藻類」「コケ類」の発生抑制対策

スズメノカタビラにつづいて、「藻類」「苔類」の発生も、原因は似ています。 低刈りによる「球の走り」の重視、管理費用の削減による「少量散布」、○○削減剤による地上部の生育抑制と地下部のアンバランスが引き起こす「根詰まり」、 …

藻類・苔類の発生

近年、グリーンの中まで「藻類」「苔類」が発生しています。 現在、分類学的には「藻類」は、植物にも菌類にも属していません。 最も、原始的な陸上生物は「苔類」で、どちらかと言えば、「藻類」は、淡水や海水のような生態系を持って …

スズメノカタビラ抑制方法

近年のスズメノカタビラは、いつしか多年草化し、耐陰性、耐湿性、耐寒性ともに芝草より優れており、節を含む切断茎からも発根することがあり、匍匐茎を出して、一年中、開花し、休眠しない個体も出現して来ています。 ですから、冬場に …

スズメノカタビラと同種の芝草一覧表

~スズメノカチビラの防除の難しさは、使用している芝草と同種のものが多いことが一因しています。~ 「属」以降は違いますが、「亜科」までの分類に注目すると、ベントグラスも含まれてしまいます。   ウシノゲグサ亜科 …

 完全少量散布型の肥培管理の問題点

ゴルフ場、サッカー場、野球場などに限らず、公園や農地の肥培管理にまで、「少量散布型」の肥培管理方法が導入されて来ています。 「少量散布型」というのは、農薬や肥料や活性剤などを水に溶かして、ほんの「少量」散布する方法です。 …

植物の各種、アミノ酸生合成回路阻害

除草剤の世界的な潮流を見ると、「分岐アミノ酸合成阻害剤」の「ALS阻害剤」即ち「スルホニルウレア系」が全体の半分を占めそうな勢いで伸びています。次が「光合成の阻害剤」、その次が「植物ホルモンの撹乱剤」、その次が「芳香性ア …

 肥料や農薬の効かせ方

植物の生育する土壌を、植物の生育に適したように改善することが、肥料や農薬を効かせることが最善の方法でした。 しかし、除草剤などの発達により、「葉からの吸収」「根からの吸収」「種子や土中幼植物による吸収」というように、肥料 …

植物自身の持っている「病気」対策、「害虫」対策方法

植物の病原菌対策 植物の持っている「病気」対策は、植物の「細胞壁」を破って、病原体が侵入してくると、病原体に対する「抗菌物質」を分泌することが知られています。 この物質を総称して「ファイトアレキシン」と呼んでいます。 そ …

藻や苔の発生を観察して見えてくるもの

松茸の菌根菌は、落葉や枯枝などが多いと木材腐朽菌が増殖して、絶えてしまうことが知られています。腐植物が多と菌根菌は木材腐朽菌との競争に負けてしまうようです。   同様に、肥料成分や腐植質が少なく、湿気のある岩場 …

医学分野のアルカロイドの種類と作用例

アルカロイドの名前 作用 アジュマリン 抗不整脈 アトロピン、スコポラミン、ヒオスシアミン 抗コリン ビンブラスチン、ビンクリスチン 抗腫瘍 ビンカミン 血管拡張、高血圧治療 コデイン 鎮咳去痰薬 コカイン 麻酔薬 コル …

その他アルカロイドの例

アコニチン(トリカブトに含まれる猛毒成分) アトロピン(ベラドンナ,チョウセンアサガオ(キチガイナスビ)などのナス科植物に含まれる猛毒成分。パーキンソン病、サリン、VXガス中毒の治療に使われる) アリストロキア酸(ウマノ …

植物の抗菌・殺虫成分

植物の持つ抗菌・殺虫成分を生合成経路から追って行くと、「フラボノイド」「アルカロイド」「テルペノイド」が主たる経路であることが分かります。 勿論、その他にも様々な成分が存在しています。   植物の持つ二次代謝物 …

猛暑の夏 劇寒の冬

毎年のように、起きる「例年に無かった」 気象変動に対する対策は、芝草の生育環境を良くしてあげることと、芝草の体力をつけておく他に方法はありません。 生育環境は、「日当たり」「水はけ」「風通し」が三大要件です。 中でも見落 …

耕せない芝草管理

農業の基本は、耕すことです。耕すことで農作物の生育を助けているのです。 耕すことで、根に空気が届きやすくして、土をほぐすことで柔らかくして、根張りを良くします。ついでに、雑草を取り除き、害虫の駆除をします。   …

 金属酵素

酵素の中心に金属イオンが配置され、錯体の形をしています。酵素作用の機作を知る上で直接的なヒントを与えてくれます。・・・その電子状態、旋光性などの物理的な知見が得られやすいのです。・・・ 金属酵素の主な分子生物学的な機能は …

バイオメンテナンスの根幹

バイオメンテナンスの根幹は、ウィルスや細菌や糸状菌、そして昆虫や動物たちとの共存であり、太古の昔より続いている「自然循環システムを利用した」芝草のメンテナンス方法です。 持続可能で快適な自然空間を提供し、公園やゴルフ場、 …

次世代シークエンサー

暗証番号をハッキングして、口座から金銭を盗み取る手口は「おれおれ詐欺」などの手口で良く知られて来ています。それで、自身の暗証番号は「生年月日」や「住所番号」や「電話番号」や「結婚記念日」などに設定しないで下さい、という注 …

補酵素とは何か

酵素の次に、「補酵素」と呼ばれる存在をみていきます。 「補酵素」は、少し前までは「助酵素」と呼ばれていましたが、「酵素」を助ける蛋白質以外の物質を指しています。「酵素」にくっ付いたり、離れたり、或いは一体化してそのまま酵 …

酵素の種類 例

消化酵素 脂肪分解酵素 リパーゼ(Lipase) 脂質(lipid)を分解する 蛋白分解酵素 プロテアーゼ(Protease) 蛋白質(protein)を分解する。 澱粉分解酵素 アミラーゼ(Amylase) 澱粉(am …

酵素とは何か

酵素というと、私達は「消化酵素」を思い浮かべます。食べたものが様々な消化酵素によって分解され、吸収され、体内で栄養成分となることを教わりました。 前の章で、「植物の病気」や「土壌での残渣分解」が微生物の働きであることを、 …

生命活動を支えている酵素・補酵素

様々なタイプの「次世代シークエンサー」により、人間をはじめとして地球上の生き物、全ての「生命の設計図」が解読されて来ています。 そして、「塩基配列(ゲノム)」の持つ意味を解釈(アノテーション)しようとする試みが為されてい …

アミノ酸の基本構造

  アミノ基 NH3+    +   カルボキシル基 COO–   アミノ基とカルボキシル基を持つ化合物をアミノ酸といいます。   カルボキシル基が結合する炭 …

次世代シークエンサー

次世代シークエンサーの普及で、病気の診断、治療、創薬だけでなく、政治や経済の面でも「新たな時代」へと突入をし始めています。 新型コロナウィルスの感染拡大で、「PCR検査」などという専門用語が一般に認識されてきましたので、 …

ヌクレオシド、ヌクレオチド と リン酸

ヌクレオチドは「5炭糖」と「四つの塩基」が結合したものです。更にこれに「リン酸」が結合したものがヌクレオチドになります。 ヌクレオチドがいくつも重なって、二重螺旋状に巻かれたものがDNAです。 糖がリボースのものは、ヌク …

植物の細胞壁・分解菌は、非病原性の菌も、存在!?

細胞壁・分解菌には、病原性が強いものがあります。「生きている細胞」まで分解・侵蝕してしまうので病原性と呼ばれているのです。 フザリウム、ピシウム、リゾクトニアなどがこれにあたります。   ところが近年、これらの …

自然界の難分解性(難循環性)物質

動物の遺体は、髪、爪などの含硫アミノ酸で造られたケラチンと骨格を形成しているカルシウムが最後まで残りますが、比較的短期間で土に還ります。 エビやカニ、昆虫などの外被を纏っているキチンは、セルロースに似た構造のアミノ多糖の …

フルクタンの生成と意味

フルクタンは、主にスクロースにフルクトースが重合した三糖以上のオリゴ糖、及び多糖の総称です。 フルクタンの構造について、ざっくりと大きく大別すると 「β(2→1)結合でフルクトースが直鎖状に重合するイヌリン型」と 「β( …

貯蔵養分の蓄積と転換

貯蔵養分の蓄積→転換   貯蔵養分の蓄積の時期、転換のタイミングは、競技場などの芝草管理には重要なことです。近年、競技の目的より「芽数増加」「葉幅の細い」「腰のあるアップライト」な「小型」の芝草が好まれる傾向に …

バイオメンテナンス

バイオメンテナンスというのは、植物や微生物の生命活動を研究し、その働きを芝草管理(ターフメンテナンス)に活用し、自然に優しい、永続可能な「循環型」の芝草管理(ターフメンテナンス)を意味しています。   従来の「 …

光合成の最終生産物

光合成反応の最終産物は、反応式の両辺から6H2Oを引いて炭水化物(CH2O)nで表されますが、反応式としては、下記のように (C6H12O6)であり、ブドウ糖(グルコース)と呼ばれているものです。 6CO2 + 12H2 …

植物の移動は、世代交代で

物質界の生命の寿命は エネルギーの消耗速度   エネルギーの消耗=体重×移動速度 大きな動物が、高速度で動けば寿命が縮まります。 小さな生物には、蓄積エネルギーが少ないのです。   世代交代による生命 …

人はどうして緑が好きなのか

地球は植物が中心の生物界です 動物は、植物を頼って生きている、従属栄養生物。 宇宙空間、海洋、陸上・・・植物が先住。 先に植物が移住しないと生きられない。 こうして考えてみると、 じつは植物の方が、移動速度が速いのです。 …

「HSP」のセルフチェック項目

  自己診断項目 はい いいえ 1 大きな音や雑然とした光景を不快と感じ、煩わしくなる。 2 忙しすぎると、自分の部屋にこもりたくなる。 3 周囲の人の気分に振り回される。 4 短時間に時間をくぎられると、気が …

HSPと大腸過敏症

「大腸過敏症」で、故:安倍晋三前首相の二度目の退陣から、再度、注目されるようになった「HSP」と「大腸過敏症」との関係が現在でも話題となっています。 「HSP」というのは、「総合心体学」とも呼べそうな心身の「症候群」とし …

 道徳の無い経済は犯罪の温床

お金だけを目的とした生活は殺伐としている。生活に潤いが無い。 最近になって企業も「コンプライアンス」を重視し出しました。   特に、中国大陸では経済成長が目覚ましいのですが、 「働く規範」「行動規範」が欠如して …

報徳教育の限界

私の親戚に、藤枝市の駅南にある「久兵衛(新田)」と地名として残されている田中久兵衛の子孫にあたる田中○さんが農業に従事されていました。新田開発に、二宮尊徳の指導があり、報徳教育についても熱心に研究されていました。 大日本 …

「グリーン経済」と「グリーン成長」

周知のように、故:安倍晋三元内閣総理大臣が推進したアベノミクスは第一の矢「大胆な金融政策」でデフレマインドを払拭し、第二の矢「機動的な財政政策」で積極的に需要を喚起し、第三の矢「民間投資を喚起する成長戦略」で日本を再生路 …

光エネルギー・熱エネルギーの転換装置、植物体

経済発展の根幹となる「エネルギー政策」は、先進諸国の競争の的となっています。石油や石炭や原子力発電に頼らない「自然エネルギーの利用」をはじめ、「人工光合成」や「有機LED」や「反重力装置」の研究も進んでいます。 エネルギ …

人類に役立つか植物のウィルス対応

ウイロイドのようにウィルスよりも小さい病原体、ゲノムが複数の成分からなる「分節ゲノム」など、動物よりも多くのウィルスが植物に関与していて、既に1000種を超えた数の植物ウィルスが確認されています。   植物のウ …

気付き始めた「コロナ被害」より大きい「経済被害」

IMF(国際通貨基金)は、2020年の経済成長率をマイナス4.9%と試算し、2年間で12.5兆ドル(約1300兆円)と試算しています。 感染者の比較的に少ない日本でも、リーマンショックの2009年のマイナス5.4%を越え …

芝草のウィルス病

芝草のウィルス病については、「芝草物語」の著者、造園学者であり東京大学の教授を勤められた北村文雄氏の文献があります。その後も、東京大学の鳥山重光氏、与良清氏の文献が見られる程度です。 最近では、東京大学を卒業して筑波大、 …

植物の病害ウィルスはRNA型

前述のように、植物には動物にみられない「ウイロイド」というウィルスよりも小さな病原体があります。80~125×103程度の低分子です。ウイロイドは環状1本鎖のRNAであり、外被タンパク質を持っていません。グリシンとシトシ …

  ウィルスもどき植物の病原体・ウイロイド

植物には「ウイロイド」による病気があります。動物には見つかっていません。 「ウイロイド」は「ウィルス様のもの」ということで名付けられています。 ウィルスと違う点は、ウィルスのように「タンパク質の殻(カプシド)」が無いので …

毎日毎日、猛暑がつづきます。 この猛暑の中で、「芝刈り」は、大変な作業です。 グリーンキーパーや、グラウンドキーパーの皆様、本当にお疲れ様です。   ところで、桃太郎のお話にも「お爺さんは山へ柴刈に」という言葉 …

水道水の飲める国

   水道水の飲める国 1 日本  9 クロアチア 2 アイスランド 10 アラブ首長国連邦 3 フィンランド 11 南アフリカ 4 スエーデン 12 モザンビーク 5 ドイツ 13 レソト 6 オーストリア …

水道水(蛇口水)での「うがい」励行

大阪府の吉村洋文知事の「うそのような本当のはなし」で、「ポピドンヨード液」が新型コロナウィルスに対して効果が期待できるという発表で、ハロゲン元素について、長々とお付き合い戴きましたが、結論としては 新型コロナウィルスは目 …

危険な「フッ素」

「フッ素」は非常に強い酸化力があり、猛毒です。 水と反応させると、フッ化水素(HF)と酸素(O2)と一部オゾン(O3)を発生します。 ですから、取扱いさえ簡単で安全ならは、臭素よりも塩素よりも「水の殺菌」には適しています …

臭素(ブロム)と(フロン)ガス

ハロゲン元素の中で、標準酸化還元電位が塩素(Cl2)より低く、ヨウ素(I2)より高い、その中間に位置するのが臭素(Br2)です。 臭素は、英語でbromineです。語源のギリシャ語bromosは「悪臭」という意味です。常 …

ハロゲン元素

ウィルスの活性・伝染力を無くす「ヨウ素の効果」が注目されるなかで、「ヨウ素の効果」に次いで、他のハロゲン元素の「塩素の効果」「臭素の効果」「フッ素の効果」について、再確認をしておきましょう。 「次亜塩素酸ナトリウム」と「 …

苦味渋味比較表

  1 C28H33N3O4S サッカリンデナトリウム 2 C28H34N2O3 安息香酸デナトリウム 3 マチン種子 ホミカ ストリーキニーネ 4 苦丁茶 トリテルペン サポニン 5 せんぶり セコイリドイト …

ポピドンヨードの抗ウィルス効果

かれこれ20年以上昔に「ヨウ素」の製品開発を推進したことがありました。 当時は、「海藻からヨウ素を抽出」という固定概念があり、海藻から伊勢湾を想起して、伊○化学工業(株)さんの千葉県○宮工場を訪問したことを覚えています。 …

 「地球温暖化説」を信じる日本人

「地球温暖化説」を信じる日本人   日本人の天気予報士は、盛んに「地球温暖化説」を唱え、京都議定書の実施を求めます。 しかし、今や地球温暖化説を信じるのは日本人くらいのものです。 豪雨被害が続く昨今では、地球温 …

いずれが菖蒲(あやめ)か杜若(かきつばた)

漢字で書くと「菖蒲」は「あやめ」とも「しょうぶ」とも読めます。 しかし、実際は「あやめ」と「しょうぶ」と「花しょうぶ」は別の植物です。 もちろん「あやめ」と「かきつばた」も、同じ「科」の花ですが別の植物です。 「いずれが …

蓮(はす)・睡蓮(すいれん)の肥料開発

蓮(はす)と睡蓮(すいれん)とは、全く異なる植物です。しかし、水中で繁茂して水面上で花を咲かせるなどと、似た生態を持っています。 蓮(はす) 睡蓮(すいれん) 分類 ヤマモハシ目ハス科 スイレン目スイレン科 葉の特徴 切 …

脳梗塞を視診?

私の子供の頃には、突然、俄かに病になることから「脳卒中」という言葉が残っていました。ラテン語で「アポプレキシー」で「神秘的な力に触れて人が打ちひしがれる」という意味です。英語やフランス語もここからきていて「ストローク(s …

ウィルス の エンベロープの有り、無しでの分類

ウィルスが寄主細胞に感染する時に、ウィルスを「宇宙船」と例えると「着陸用の脚」に相当するのがスパイク蛋白、および膜状のエンベロープです。これがあるウィルスと無いウィルスとでは感染の成立経路や方法が違って来ます。 従って、 …

ウィルスの分類 ~DNA型とRNA型のそれぞれの特長~

DNA型とRNA型の分類は、ウィルスの遺伝情報の複製と薬の開発に関係があります。 DNA型ウィルスは、2本鎖の構造で遺伝子データを相補的に修復する機能を持っているので、世代を越えても遺伝情報が安定しています。要するに「変 …

ウィルスは純正の部品!??

ウィルスは、生物にとって、とことん「単純化」「純正化」された部品のようなもので、逆に他への転用ができにくくなっています。   ですから 「細菌用ウィルス」(細菌に感染が成立するウィルス)、同様に 「かび用ウィル …

生命の設計図を構築

生命の設計図とその実現の方法は解明されています。 PCも無かった時代に、こんなに複雑な方法が自然のアルゴリズムで生み出されたとは、とても思えません…。 塩基の配列が遺伝の暗号となっており、DNAの塩基配列の開 …

ナメクジ駆除剤の開発話

いよいよ東海地方でも、梅雨期に入りました。カタツムリやナメクジの繁殖が盛んになります。 植物の園芸品種にとっては、難敵となります。発芽点の浸透培養などによる新品種の大量育種などでは、お城のように「水堀」で囲った中で育成し …

ウィルスは遺伝設計図

遺伝情報は遺伝子に書かれているということを思い出して下さい。 その遺伝子は「DNA」と呼ばれ、四つの核酸(アデニン、チミン【RNAではウラシル】、グアニン、シトシン)で構成され、この四つの塩基の並び方を「塩基配列」とよび …

ウィルスは極小限の生命設計図

ウィルスは極小限の生命設計図しか持っていません。その為、寄主となる細胞も動物ごとに違っているのが原則です。要するに、それぞれの動物に固有なもので、せいぜい近似種にしか寄生できません。更に、寄生しても一部分の設計図しかない …

「ウィルス」は「細菌」ではありません

 「ウィルス」は「生き物」ではありません。 「ウィルス」は、それ自体は代謝も生殖活動もしていません。 つまり、生物学的定義として、「生きていない」のです。 ですから「ウィルスを殺す」「消毒する」などという言葉は、全く「意 …

ゲノム(遺伝子配列)の解読方法

DNAを構成するヌクレオチドは、3個が一組になって「それぞれのアミノ酸」を表します。生物が特有のタンパク質を合成する時は、DNAに書かれた設計図に従って、造り出して行きます。 具体的には、DNA上の情報を読み取って、それ …

未来を変えるエシカル消費

この言葉を知らないと、さすがに時代遅れの誹りを免れなくなって来ました。 「エシカル」「エシカル」「エシカル」? ? ? 何 ? 何 ? 何 ? それ何 ? 「エシカルファッション」「エシカルコンシューマ」「エシカル・トレ …

 インフルエンザウィルスとコロナウィルス

風邪の症候群と「インフルエンザ」と「新型コロナウィルス」と何が違うの? 聞かれても即答できません。・・・・ そこで、以下に表を作成してみました。   インフルエンザウィルス 新型コロナウィルス A型、B型、C型 …

「新型コロナウィルス騒動」で「人体の抵抗力の本姿」が露見

新型コロナウィルスの流行で見えてきた物は、「従来の人体の抵抗力を高める」「免疫性を高める」という発想が不十分、或いは誤りではなかったか、という反省です。 この発想は、西洋文明にありがちな「対立概念」であり、人体に有害な物 …

細菌よりも大きな 「メガウィルス」の発見と生物の進化論 (再)

近年、永久氷土、或いは海洋などから細菌よりも巨大なウィルスが発見されています。 これが、今までの学説である「生物の起源説」や「生物の進化論」に大きな疑問を投げかけています。 更に、古代遺跡やミイラ群などを暴く暴挙の危険性 …

生活の基本は「人里」

日本では、自然と人とが一体となって生活環境を整えて来ました。 その結果、人々の住む自然環境は「人里」といって、野生動物の住む環境と一線を画して来ました。 「古池や蛙飛込む池の音」という松尾芭蕉の有名な俳句は、「人里」の気 …

人体の抵抗力という考え方の錯覚

私たちは、病気に対して「人体の抵抗力」とか「免疫力」という考え方をしがちです。しかし、この考え方は誤りかも知れないのです。 何故なら、動物や植物は、細菌やウィルスなどの「微生物の海」で誕生しているからです。環境に、最初か …

PCR法・遺伝子診断の問題点

PCR法・遺伝子診断を民間機関に任せよという論調が増えています。 一番の問題点は、「法定伝染病」や「変異型ウィルス」などの取扱い上の問題です。世の中は、善意だけではないのです。「テロ」にも使われることも想定しておかなけれ …

ウィルスはマスクや手洗いで防げない

  連日のウィルスの流行のニュースと並行して、「マスク」や「手洗いの励行」が最大の予防策のように未だに、報じられています。 なかには、医師や専門家を名乗る人達さえも、この説に便乗しています。 「しないよりはした …

 今さら聞けない「細菌性肺炎」

今さらですが、 新型コロナウィルスによる「肺炎」と、「細菌性肺炎」との違いはどこにあるのでしょう ?   マイコプラズマ性肺炎、クラミジア・トラコマイティス肺炎(クラミジア肺炎)、リケッチア性肺炎・・・・レジオ …

ナノ マテリアル

明治32年(1899年)に出版された「度量衡制度詳解」で、漢字が使われています。 メートル=m=米、センチ=㎝=糎、ミリ=mm=粍、ミクロン=μm=粆、でナノ=nmはありません。ですから、nm=ナノ、Å=オングストローム …

細胞壁の比較表

  被子植物 芝草 偽菌類(ピシウム) 菌類 細菌 セルロース ヘミセルロース (グルコマンナン) (アラビノキシラン) キシログリカン ペクチン セルロース ヘミセルロース (キシラン) (グルクロノアラビ …

芝草の病気と病原菌

近年の分子系統學的研究の成果は、無性生殖(アナモルフ)だけで有性生殖(テレオモルフ)の確認がとれていない「不完全菌類」と分類されていたものを再分類、また、鞭毛を形成するものの中でもツボカビ類が菌類、サカゲツボカビ類とミズ …

細菌(バクテリア)と真菌(糸状菌)

微生物というと、細菌のことだと思っている人がいますが、広い意味では「藻類」「粘菌」「卵菌」やアメーバーのような「原生動物」や「菌類」なども含まれています。 「菌類」には、「酵母」「麹菌」「糸状菌(カビ)」「担子菌(キノコ …

地球生命循環説

現在、永続可能な生物循環説が主流となっています。生活環境問題も農業分野でも、自然循環による永続性が叫ばれるようになって来ました。   地球上では、植物が太陽のエネルギーを利用して、二酸化炭素と水から有機物を作り …

植物の病気 動物の病気

植物と動物との違いの大きなポイントは、動物の細胞が細胞膜で覆われているだけなのに対して、植物の細胞が細胞膜の上に、更に「細胞壁」が覆っていることだと思います。この「細胞壁」は、セルロースでできていて、細菌が侵入できないの …

 酸素型(好気性)微生物の活用

池に噴水を見かけることがあります。噴水は景観上で設置してあるばかりではありません。空気を取り入れているのです。水の浄化作用が高くなるのです。車の中に積載したタンク内の水は、腐りません。走っている間に、空気が取り入れられる …

危ない活性酸素

危ない活性酸素 人は呼吸ができないと、直ぐに死んでしまいます。 「酸素は命の源」とも言えそうです。 人は酸素からエネルギーを得ています。 しかし、酸素は大変に反応性が高い元素です。 その「酸化力」は、塩素よりも高いのです …

地球は「酸素」が充満

地球は「酸素」が充満 ➡ 生物は「酸素型」選択 世代交代型 「種の保存法」 に至った。 ➡ その結果、「死」があり 「病」「苦」が発生 酸素の究明がカギだ。

進化するバイオメンテナンス製品

グリーンキーパーの皆様やグランドキーパーの皆様と、共に歩んで半世紀近くなりました。共に悩み、共に対応し、共に解決をはかって来ました。 こんなものを作ったら役に立つ、こんなものを作ってほしい、というご提案を戴き、試作品を持 …

  持続可能な「自然循環」システム

地球上の生命の営みを、自然という環境の中で支えるシステムは、小学校の教科書には、「生産者」「消費者」「分解者」というピラミッド型の図で示されています。植物が生産者で、動物が消費者、細菌が分解者として大雑把に紹介されていま …

「下肥」も「金肥」の一つ

江戸時代初期の、宮崎安貞著「農業全書」には、田畑を肥やすものとして「苗肥」(緑肥)、草肥(堆肥)、「灰肥」(草木灰)、泥肥(池や川などの底に溜まった土)の4種類を挙げています。 この時代、主要な肥料として売買されたものに …

江戸時代の「草肥」(堆肥化肥料)

江戸時代の「草肥」には、三種類ありました。 広葉樹の若葉や新芽、或いは新柴(新芽の小枝)を水田に敷き詰めて堆肥化して、鋤き込むもの。(刈敷) 柴と草を交互に積み重ねて、腐熟化させたものを鋤き込む。(堆肥) 柴や草を厩舎に …

江戸時代の「緑肥」(苗肥)

江戸時代に「苗肥」と呼ばれた「緑肥」がありました。   緑肥というのは、栽培した植物を枯らしたり、腐らせたりすることなく、土壌に耕し鋤き込んでしまう土壌改良の方法です。堆肥化する場所も、運搬する手間もかからない …

苗肥 草肥 灰肥 泥肥

江戸時代の江戸町は、初期(1603~1650年)で人口約120万人、約100年後の享保 (1716~1736年)期には、約300万人に達していたと推定されています。 勿論、江戸は徳川幕府の中心都市であり、諸国は独立生産に …

土中の自然堆肥は炭素貯留装置

動物は、植物に付随して生命を維持しています。・・・・一見すると、植物の移動は動物より遅いように感じられます。しかし、事実は植物が先に移動しないと、動物は移動できないのです。・・・・ 簡単に言えば、穀類や果物や野菜などを食 …

天然腐植酸の芝草への効果

腐植物質の機能には、「植物養分供給能」「植物養分保持能」「植物生育促進能」「土壌の団粒形成能」などが知られています。   イネ科の幼植物試験で灰色低地土腐植酸がイネの根の成長を促進、マグネシウムの吸収を促進する …

「フミン酸」と「フルボ酸」

前述した「土中の腐植物質の存在」の項で、腐植の三分類について説明を致しました。「腐植酸(フミン酸)」「フルボ酸」「ヒューミン」の分類方法です。 前項で説明しましたように「人工再生腐植物質」は、「泥炭」「褐炭」などを硝酸で …

底土の底力

前筆、江戸時代の「泥肥」の項で、「田圃の底土」について触れておきました。 「田圃の底土」は、静岡県の温室メロン栽培で、以前は「床土」に使われていました。また、「田圃の底土」を一握り放り込めば、たちどころに「汲み取り便所の …

土中の腐植物質の存在

土壌に残っている難分解有機物で腐植が進んだものを「腐植物質」と呼んでいます。 酸、アルカリの溶液に対する溶解性の違いで、三つに分類されています。 腐植をアルカリ等で抽出し、得られた溶液に強酸を添加する。 1 アルカリに溶 …

バイオメンテナンスの根幹

バイオメンテナンスの根幹は、ウィルスや細菌や真菌、そして昆虫や動物たちとの共存であり、太古の昔より続いている「自然循環システムを利用した」芝草のメンテナンス方法です。 持続可能で快適な自然空間を提供し、公園やゴルフ場、サ …

金属酵素

酵素の中心に金属イオンが配置され、錯体の形をしています。酵素作用の機作を知る上で直接的なヒントを与えてくれます。・・・その電子状態、旋光性などの物理的な知見が得られやすいのです。・・・ 金属酵素の主な分子生物学的な機能は …

補酵素とは何か

少し前までは「助酵素」と呼ばれていましたが、「酵素」を助ける蛋白質以外の物質を指しています。「酵素」にくっ付いたり、離れたり、或いは一体化してそのまま酵素の一部として存在したり、或いは「離れた場所」から応援していたり様々 …

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