2018年1月、まるで「名探偵コ〇ン」にでてくるような殺人未遂事件が起きました。この世代の人達は、こうした、トリックのような犯罪に違和感を覚えないのでしょうか?

 

私(筆者)は、製薬メーカーに勤務していたころ「タバコ式漢方薬」の開発を考えていました。

 

煎じ薬よりも加熱による漢方成分の吸収を考えたからです。この方法なら、揮発性の植物精油成分なども上手に摂取できる可能性を考えたのです。

 

 

水銀殺人とは、うまく考えたものです。現在の日本国内では「盲点」に近い発想です。

水銀の規制は甘い。しかも融点-39℃、沸点357℃という知識と、水銀の入手方法さえクリアーすれば、誰でも実行可能なのです。

加熱式タバコには、フィリップ・モリス・ジャパンのiQOS、JTのプルーム・テックとブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパンのグローが販売されています。マッチの点火点が約500℃、ライターが約1000℃、タバコの火が760℃~820℃です。そして、加熱パイプは平均600℃、約550℃~660℃なのです。

また、水銀の入手に寒暖計を使ったのかと思いましたが、「水銀スイッチ」を購入したというのには感心しました。そんな方法があったのですね。また、これに有機溶媒を使って、タバコ一本当たり0.3g~0.5g染込ませたというのにも驚きです。

 

日本では「水俣病」で有機水銀の被害が有名です。知らないという方は非常に少ないと思います。

こうしたことから、イモチ病の防除フェニル系水銀(セレサン石灰)、ニカメイチュウのホリドール(パラチオン)、種子消毒のアレキル系水銀などの使用も禁止されています。

但し、人糞し尿・汚泥肥料の規制値は10倍甘くなっています。

 

水銀の危険性は、大型回遊魚(マグロなど)に蓄積される、生体濃縮型・有機水銀や、アメリカなどの小麦や芝草の種子や、中国産の漢方薬成分に含まれている可能性のあるメチル水銀、そしてインフルエンザワクチンの複数回摂取タイプの防腐剤に使用されている水銀、チメロサールに使用されているエチル水銀チオサリチル酸ナトリウムなどが指摘されています。

 

私たちの身の回りにも、様々な危険物質が迫って来ているのかもしれません。

日本人の若者の「出生率」の低下原因も、よく考えてみる必要があるのかもしれません。