人間にとって食物となっていても、鳥、犬、猫などには「毒」となる植物もあります。

逆に、人間に猛毒のトリカブトの根でさえ、コガネムシの幼虫に食べられてしまいます。

生存競争の間で、何万年の歴史があり、「新毒」と「解毒酵素」の開発競争が演じられて来たのです。現状判断で単に「アレルギー物質」などと認識していると大変な目にあわされます。

 

毒性のある身近な植物を調べてみました。

キャベツ、小松菜、ブロッコリー グルコシノレートがゴイトリンに変換 量によって毒性が出る
彼岸花、水仙、玉すだれ リコリン、クリニン、 毒性
ハマユウ、アマリリス リコリン、ガランタミン 毒性
彼岸花 リコリン 毒性
夾竹桃 オレアンドリン 野外で「割り箸代用」厳禁
デルフィニウム デルフイニン 切り花でも注意
アボガド ペルシン 毒性
わらび プタキロサイド 毒性
カラー、ポトス 蓚酸塩 毒性
シキミ(仏壇) アニサチン スターアニスの誤用注意
ひまし油 リシン 毒性
ハナキリン、ポインセチア リシン 毒性
トマトの茎 トマチン、ソラニン 毒性
ジャガイモの芽 ソラニン 毒性
タバコの葉 ニコチン 毒性
エンジェルトランペット スコポラミン 毒性
未熟ウメ、梨、桃の実 青酸配糖体 毒性
どんぐりの渋み タンニン、サポニン 毒性
トチノキの実の渋み タンニン、サポニン 毒性
生の大豆 大豆レクチン 毒性
生のナタマメ コンカナバリンA 毒性
生のインゲン豆 レクチン 毒性
フクジュソウ シマリン、アドニトキシン 毒性