お金だけを目的とした生活は殺伐としている。生活に潤いが無い。

最近になって企業も「コンプライアンス」を重視し出しました。

特に、中国大陸では経済成長が目覚ましいのですが、「働く規範」「行動規範」が欠如していたとの反省があり、共産主義にうってつけの「報徳思想」が注目されているのです。

日本企業の中でもトヨタ自動車の豊田佐吉、松下電器の松下幸之助の経営基本が「報徳思想」であることを見出しているのです。「損得」でなくて「尊徳」であるところが注目点なのです。

 

地域格差、所得格差が拡大し、汚職や環境破壊の進む中国で、経済と道徳を両立させる理想的な思想なのです。

報徳思想の根幹は、「至誠」「勤労」「分度」と「推譲」です。「至誠」は真心を尽くすこと、「勤労」は一生懸命に働くこと、「分度」は、自分の力量は立場を考えて行動すること、「推譲」は蓄えたお金や力を世の為、人の為に使う事を指しています。

豊田綱領
一、上下一致、至誠業務に服し、産業報国の実を挙ぐべし

一、研究と創造に心を致し、常に時流に先んずべし

一、華美を戒め、質実剛健たるべし

一、温情友愛の精神を発揮し、家庭的美風を作興すべし

一、神仏を尊崇し、報恩感謝の生活を為すべし

 

         松下幸之助・名言集
一、志を立てるのに、老いも若きも無い

一、人と比較しても意味が無い

一、どんなに悔いても、過去は変わらない

一、楽観良し、悲観良し

一、理想や夢を持ちなさい

一、熱意がアイディアを生む

一、商売とは、感動を与える事である

一、悩みが人を成長させる

一、いくら熱心でも、ムダなことはやったらいけません