私の子供の頃には、突然、俄かに病になることから「脳卒中」という言葉が残っていました。ラテン語で「アポプレキシー」で「神秘的な力に触れて人が打ちひしがれる」という意味です。英語やフランス語もここからきていて「ストローク(stroke)」という同意義語がつかわれています。

これが、時代を経て「①脳の血管が詰まる脳梗塞」と「②脳の血管が破れて、血の塊ができる脳出血、③脳の外表面の血管が破れるクモ膜下出血」とに分けられて来ました。

そして、更に「④心房細脈動、不整脈の心原性脳梗塞」と動脈硬化から来る「⑤アテローム血栓性梗塞」と「⑥ラクナ脳梗塞」に細分されて来ています。

 

いずれも「肥満」「糖尿病」「高血圧」「脂質異常症」などが要因とされています。

言葉に力なく、言い回しが明瞭でなくなる、「呂律が回らない」のは要注意。

片方の手に力が抜ける、箸や茶わんを落としたら危険信号。

片方の顔面が歪んだり、麻痺が起これば脳梗塞が疑われます。

 

観相学

観相学では、「後頭部下の首根の深皺」「後頭部の皺」には、要注意。
耳たぶが括れて「深い皺」が入ったら、近いうちに脳梗塞になると見立てます。

 

実際に、後頭部の頭痛は危険信号です。後頭部の「温シャワー」が効くようなら脳梗塞を疑ってみることです。

また、耳は触診が基本で、左右のアンバランスがあったら、要注意です。片方だけ赤かったり、硬かったりしたらホルモンに乱れがあります。特に「腎臓」の働きが心配です。ピアスが後頭部にダメージを与えることは良く知られています。耳全体に荒れているのは体力の低下です。耳の上部だけの荒れなら、水虫の悪化や「しもやけ」などでも起こります。

鼻を赤く塗るだけでも動悸が起こります。鼻は心臓と関係が深いのです。

唇は、消化器系統の他、生殖器官とも関係があります。口の周りの炎症や黒ずみは、婦人科疾患と関係が深いのです。