グルタチオンはアミノ酸が連なってできる化合物の一種です。活性酸素によるダメージから体を守る抗酸化作用のほか、解毒作用があるため美容や健康に役立つ成分として知られています。日本では薬事法の関係で販売は禁止されておりますが、一体、このグルタチオンとはいかなるものなのでしょうか?
グルタチオンは、三つのアミノ酸、①グルタミン酸 ②システィン ③グリシンが、ペプチド結合している物質です。
グルタチオンが関与している、動植物の生体反応系では「グルタチオン-アスコルビン酸回路」が良く知られています。この回路は細胞内の代謝過程で発生する活性酸素種である過酸化水素を還元して消去する代謝経路です。
動物の体内では、グルタチオンの分子構造中の硫黄部位が求核性を持っていて、有毒な共役受容体にアタックすることから、重金属やアルキル化剤、活性酸素種などの生体遺物の解毒効果が知られています。この為、効能効果は「金属中毒、アレルギー性中毒、妊娠中毒」の三つが記載されています。この他に、生体内での酸化還元のバランスの調整の機能もあります。
植物では、グルタチオン-アスコルビン酸回路は、細胞質、ミトコンドリア、色素体、ペルオキシソームなどで機能しています。上述しているように、過酸化水素の解毒化を担っていますので、空気中の二酸化炭素の取り込みが多くなり、また、光合成の働きも促進します。(岡山県農林水産総合センター生物科学研究所)
岡山県農水産総合センターの発表によりますと、オーストラリアのユーカリ試験圃場では、50 %も光合成能力が向上したとのことです。
但し、先にも記載しましたように、日本ではグルタチオンそのものは、医薬品です。それ自体は健康食品や補助製品(化粧品など)としても国内販売できません。薬事法という壁があるのです。
天然物、自然な物の中から探し出さねば使えません。また、人体への効能効果を謳っても違反となります。
そこで、弊社ではこの天然グルタチオンを採用することにしているのです。弊社の製品「冬の活力」、「夏の活力」には豊富な天然グルタチオンが配合されています。