土壌に残っている難分解有機物で腐植が進んだものを「腐植物質」と呼んでいます。
酸、アルカリの溶液に対する溶解性の違いで、三つに分類されています。
腐植をアルカリ等で抽出し、得られた溶液に強酸を添加する。
1 | アルカリに溶け酸に溶けないものを「フミン酸(腐植酸)」 |
2 | アルカリでも酸でも溶けるものを「フルボ酸」 |
3 | アルカリでも酸でも溶けない腐植物を「ヒューミン」 |
以上のように分類しています。
しかし、実際は「分解途中の残渣」が土壌と反応して残されているので、別の模式図のように、一体化していると考えた方が、的を得ているように思えます。