バナナ、グレープフルーツ、マンゴー、アボガド、キウイフルーツ、レモン、オレンジ、リンゴなどに貼られている、果物・野菜のシール、「果物・野菜ラベルシール」の中の「数字」についての説明です。

直接、果物に刻印されたものもあります。数字だけで、何を表示してあるのか分からない方も多いと思います。

 

世界共通のPLUコードというものです。Price Look Upの頭文字です。

数字が四つ並んでいるものと、五つ並んでいるものとがあります。

(4桁のものと5桁のものがあります。)

井7やHマークで始まります。井3109、井4011などと表示されています。

流通段階での商品管理を行う為の「管理コード番号」です。

この番号は、果物や野菜の種類を示すもので、種類によっては、大きさや重さで更に細分化される場合もあります。基本的には、どこの生産者が出荷する場合でも、同じ管理方法、同じ種類であれば、同一番号になります。

この番号を管理しているのはIFPC(Intemational Federation For Produce Coding)で、アメリカ、カナダ、南米などに広がっています。番号表示は任意ですが、卸売業者やスーパーマーケットなどの商品管理に広く導入されています。

生産者か卸売業者がシールを作成し、流通される際に個々に貼り付けられることが多いようです。商品梱包時に同封され、小売店側で貼り付けられることもあります。

 

4桁のものには、3,000番台と4,000番台のものがあります。これらは「A」群です。

5桁のものには、「8」で始まる「B」群のものがあります。

5桁のものには、「9」で始まる「C」群のものがあります。

A群 化学肥料、農薬を使用して栽培した果物・野菜です。
B群 遺伝子組み換え栽培の作物です。
C群 オーガニック栽培(有機栽培)の作物です。

 

例えば、フジリンゴのPLUコードは、205g未満のものなら4129になります。205g以上なら4131になります。メークインなら3013、男爵なら3071、カボチャは3020、キャベツは3021、ハクサイなら3050、特選次郎柿なら3216になります。