私達は、生活の豊かでなかった時代には、経済性を優先して生活をしてきました。

経済環境が悪くなると「予算削減」と「人件費の削減」が優先されてしまいます。

こうなると、経済効率の良い薬剤が選ばれがちになります。殺菌剤ならは、抗菌スペクトラムが広く、持続性の長い薬剤が、除草剤でも幅広い雑草スペクトラムで長期間にわたって効果が持続する薬剤が選ばれます。

また、人件費削減により、苅込が少なくて済む生長抑制剤なども選ばれます。

この時に、人畜無害、環境負担が少ないなどの付帯条件が重要視されます。

 

但し、永続性のある循環型社会といった、生物の多様性に配慮してあるか否かは別の問題でした。・・・人間にさえ都合良ければ、事足りて来た。・・・

 

しかし、「新型コロナウィルス」の出現で世の中が一変してしまいました。

ウィルスにしても、細菌にしても、人類の行く手を阻むものばかりではなかったのです。それどころか、人類の進化には、ウィルスや細菌が深く関わって来たという事が、徐々に世の中の人に知られるようになって来たのです。

 

そして、生物の多様性に注目が集まって来るようになって来たのです。

 

 

そこで、「除草剤」と「苅込軽減剤」について、解説を加えておこうと思います。

 

除草剤の使用面と作用面からの分類

使用面から分類すると「ほとんどの雑草を除草」する劇毒物扱いの「プリグロックス(シンジェンタ社)」があります。ジクワット配合でパラコート系です。駐車場などに使用する土壌処理剤には「ゴーゴーサン細粒剤(BASFジャパン)があります。また、選択制除草剤では「シバゲンDF(石原産業)」「シバキープAL(レインボー薬品)」「アクシズMX(シンジェンタ社)」「サーベックスSM粒剤(三井化学)」などがあります。そして比較的に安全性が高いとされるアミノ酸系除草剤です。有名なのが「ラウンドアップ(日産化学)」です。成分名の「グリホサート」「グリホエキス(赤城物産)」

でも売られています。「サンフーロン(大成農材)」もあります。