微生物というと「黴菌(ばいきん)」と思われています。(違いますよ~。)

 醗酵というと、「善玉菌」と思っている人が沢山います。

 

 酒、味噌、醤油などの醗酵と、チーズや納豆などの醗酵と別な分類の微生物なのですよ。

 それが「菌類」と「細菌類」の違いなのですよ~。

 

 芝草管理者などの専門の人でも、納豆菌(バチルス スブチルス ナットウ)が枯草菌と別名があったりするので「菌類」と間違う場合もあるくらいです。

 酒、味噌、醤油などは、通常名称の「カビ、麹菌、酵母」などの働きで醗酵、チーズは「カビ」「乳酸菌」、納豆は「細菌(バクテリア)」の働きによる醗酵なのです。       

酒、味噌、醤油は「菌類」、チーズ、納豆は細菌(バクテリア)の働きによる醗酵なのですよ~。

 

 実は「菌類」と「細菌類」は、全く別な生物なのです。

「細菌類」は原核生物、「菌類」は真核生物なのです。

 よけい分からなくなったよ、という声が聞こえてくるような気がします。

 

 遺伝子情報が「DNA」や「RNA」といった「遺伝子」にのっていることは、現代人なら知っていることです。この遺伝子があるところが「核」なのです。この「核」を「核膜」という「膜」が取り囲んでいるか否かで「原核生物」と「真核生物」を分類しているのです。

 細菌、放線菌、藍藻は核膜を持っていないのです。「原核生物」

菌(真菌)類;カビ、キノコ、酵母、藻類は核膜があるのです。「真核生物」