イスラエルの国家形成を発端として、イラク攻撃から難民の波がヨーロッパに及び、世界の地図が変化し始めています。
アメリカの中の「ユダヤ勢力」、日本の中の「〇日勢力」は、大変に似ています。
日本人が気づかないうちに、この勢力は日本を圧倒しています。韓国や北朝鮮のことなどこの勢力の前には影の薄い存在です。
2017年3月29日、イギリスが正式にEU脱退届をしました。
イギリス崩壊の始まりです。
EU脱退の条件を決めた「リスボン条約」により、1年後には完全脱退になる見通しです。
しかし、現時点では、イギリスがまず600億ユーロの分担金を支払わなくてはなりません。これが無いと、自由貿易協定(FTA)への移行ができません。日本円で約7兆2000億円の支払いは、分割にならざるを得ないでしょう。
また、イギリスに有利な条件を、離脱して得られるとは思えません。経済戦争が始まります。
加えて、スコットランドがEU残留を望んでいます。イギリスからの分離独立です。
イギリスの国旗のデザインの一部、バブパイプ、スコッチウィスキー、キルト(スカート状の民族衣装)などは、スコットラントに関与していて、スコットランドが分離独立すると、まさにイギリス崩壊となります。
(2004年2月27日のコラムでも書きましたが)、イギリスという国はなく、
「グレートブリテンおよび北部アイルランド連合王国」が正式名称です。
イングランド、スコットランド、ウェールズ、北部アイルランドの連合王国なのです。
このうち、スコットランド人、ウェールズ人、アイルランド人は紀元前7世紀に渡来した「ケルト民族」の子孫であり、イングランド人は、5世紀頃から渡来した「アングロサクソン民族」の子孫なのです。
文化も言語も違うのです。
イギリスは、スコットランドが独立するならば、「英ポンド」の全面使用禁止を打ち出しています。流通貨幣を失うと、経済活動が麻痺します。これからのスコットランドの動向にも目が離せません。