連日のウィルスの流行のニュースと並行して、「マスク」や「手洗いの励行」が最大の予防策のように未だに、報じられています。

なかには、医師や専門家を名乗る人達さえも、この説に便乗しています。

「しないよりはした方が良い」という意見ですが、この意見は人心を惑わし、正しいウィルスの知識を妨げ、対策を誤らせるものでしかありません。

 

「細菌」と「ウィルス」は全く違うものなのです。

 

ウィルスに殺菌剤は意味不明、ウィルスに消毒は間違い。

ウィルスは、それ自体が代謝をしていまませんし、それ自体では生殖もしません。

最初から、生物学的な「生きてる状態」ではないのです。殺しようがありません。

ウィルスは、毒ではありません。消毒という言葉は、細菌と混同を招くばかりです。

 

次亜塩素酸などによる対応は、

正確には「不活性化」「不活化」というべきです

ウィルスは、寄主細胞の遺伝子を乗っ取り、寄主細胞を使って増殖します。

人には人・ウィルスが寄生します。特に粘膜部分が付着しやすいし、消化器系統や呼吸器系統からは侵入がしやすいのです。

エンヘローブという宇宙船の足に相当する機器を持っているウィルスは、これを破壊されると寄主細胞に着陸しにくくなります。それで、消毒用エタノールが効くのはエンベローブを持ったウィルスだけなのです。エンベローブを持っていないウィルスは、塩素などでウィルスの遺伝子自体を破壊してしまう必要があるのです。

エンベローブをもつ エンベロープを持たない
天然痘ウィルス、ヘルペスウィルス、

インフルエンザウィルス、エイズウィルス

アデノウィルス、ポリオウィルス、

ノロウィルス ロタウィルス

ウィルスはDNA或いはRNAという遺伝子そのものなので、寄主細胞をハイジャックした後、偽装DNA或いは偽装RNAになった時に、ここのDNAからRNA、或いはRNAからDNAへの転写を阻害してしまえば、増殖できなくなります。

個人個人のウィルス対策には、皮膚や粘膜部位の強化鍛錬、自己免疫力の強化、獲得免疫力の強化などがあります。自己免疫力にはマクロファージ、ヘルパーT細胞、NK細胞などがありますが、それを通り抜けた体内侵入者に対して免疫グロブリンが働きます。免疫グロブリンは特定の侵入者に対してのみ働きます。更に、特異的免疫というのがありました、これは「獲得免疫」とも呼ばれていて、こちらは特異的に攻撃する抗体を大量に生産します。