美味しいキノコもカビの仲間なんて聞いては黙っていられません。

折角の料理が台無しになってしまいます。

 

カビもキノコも「菌糸」でできていて、「胞子」で仲間を増やしています。

子嚢菌の場合、子嚢は子嚢果の中にできます。この子嚢果が小さいものはカビです。しかし、これが大型になるとアミガサタケやチャワンタケといったキノコとして認識されるようになります。子嚢の中の「胞子」で仲間を増やします。

担子菌の場合は、担子器果がキノコと呼ばれています。担子器果の中の「胞子」で仲間を増やします。

鞭毛菌の場合は、泳ぐという特徴があり、「遊走子」と呼ばれています。「遊走子」で仲間を増やします。

接合菌の場合は、二つの性の菌糸が融合して胞子がつくられるので、接合胞子と呼ばれています。多くの場合、胞子嚢に胞子を形成し、仲間を増やします。

以上、菌類の5グループの中で、キノコを作るのは「子嚢菌」と「担子菌」であることが分かります。子嚢菌の場合、小さいものは「カビ」で、おおきいものが「キノコ」です。

結局、カビもキノコもおおきさが違うだけなのです。