皆さま、新年明けましておめでとうございます。

本年も引き続き、奮ってバイオメンテナンスの普及に尽力して参ります。

さて、話題は代わりますが、

ニューベント芝は現在、第四世代と言われています。では、第一、第二、第三世代とどのように違うのでしょうか ?

基本的な事を確認すると、グリーンの芝草に要求されることは何なのでしょうか。

 

均一のグリーンを形成

転がりの良いグリーンを形成

更に

葉が密であり、芽数が多く立った葉

発色が良く、美しい緑

加えて

耐暑性が高い品種であること

耐乾性が高い品種であること

耐病性が高い品種であること

耐虫性が高い品種であること

ニューベント芝は、草丈が伸びにくく、苅込回数が少なくて済みます。水やりも少なくて済みます。低刈もしやすくなります。ピッチマークの回復が早いのも特長です。葉の密度が高いので雑草の侵入も少なくなります。球の走りも良くなります。

 

しかし、冬季のアントシアン発生は、均一のグリーンが形成できていない証なのです。

アントシアンの発生部分が生育不良となり、低温で発育停止期間のバラツキにつながってしまいます。それによって、「春先のグリーンの凸凹」につながっているのです。

これは、「均一のグリーンを形成」という基本条件を欠くこととなるのです。

 

このことは、まず「均一の根が広がっているのか」という問題を提起します。休眠根のバラツキ、枯死根の密集度や透水性の均一性の点検が必要となります。

ニューベントに切り替えて「3年~4年」を経過すると、苅込軽減剤の使用と同様に根詰まり、未分解サッチの累積が問題となって来るのです。この頃より、アントシア(ニ)ンも目立ち始めるのです。

 

秋口からの「グリーン周りを美しく見せる目砂」「秋口の更新作業」と同時に、「未分解サッチの分解促進」更に、チッソやマグネシウムなどに頼らない「TCAサイクルの中の有機酸」や「低分子化したアミノ酸」の施用などが回復の決め手となります。