植物の持つ抗菌・殺虫成分を生合成経路から追って行くと、「フラボノイド」「アルカロイド」「テルペノイド」が主たる経路であることが分かります。

勿論、その他にも様々な成分が存在しています。

 

植物の持つ二次代謝物の生合成経路が分かっているものは、その経路や「前駆体」なども分かって来るので、それぞれの繋がりも分かり、いろいろと応用が効きます。

 

世代交代という移動が主体である植物は、紫外線や高温、乾燥、或いは低温などの外部ストレスや害虫や病原菌などの外敵から身を守る為に、様々な二次代謝物を身に着けて進化して来ています。

(ファイトアレキシンを含め、多くの二次代謝物がカルコンから派生します。)

 

これらの植物由来の成分を見出して、安全で永続可能な製品を開発し、バイオメンテナンスに応用して参りました。

改良に改良を重ねて、完成には程遠いけれど、お役に立てましたら有難く存じます。

 

生合成経路で成分名の一部を書きましたが、漢方薬などに使われている植物名に沿って、参考に下記の表にしておきます。

 

フラボノイド 陳皮、黄苓、葛根、麦角、黄連、黄柏、ロート根、白朮
アルカロイド ニコチン、阿片、タンニン、キニーネ、ベルベリン、マトリン
テルペノイド 樟脳、シナモン、クローブ、生姜、シトラール、メントール
アントラキノン 大黄、決明子、センナ、桑、黄柏
その他 山葵、辛子、ニンニク、青酸配糖体