いよいよ、今年も6月に入りました。九州地方、山口県は梅雨入りが宣言されました。
今年の事業計画や事業目標、あるいはあなた自身の今年の夢は何パーセント達成できているでしょうか?
半年目に突入したこの時期、これまでを見直し、今後を占っておくことも大切になりますね。

さて、本日は「バイオメンテナンスの根源」と題してお話をお届けします。

「バイオメンテナンス」というのは、「微生物の力を活用した芝草管理の方法」のことを指しています。

自然界は、動物と植物だけでなく、微生物によって構成されています。むしろ、地球上の先住民は微生物であり、動物も植物も微生物の海の中で発生しています。

例えば、「土つくり」と称して、土壌の三相改善、「液相」「気層」「固相」の改善、土壌の団粒化などが教えられていますが、植物の要求するものを補給する観点から考えると、土壌自体が必要なのかさえ疑問がわいてきます。

土壌のpHも然りです。その条件が植物の要求する元素を吸収しやすいだけかもしれません。保水性とか保肥性というのも、植物が必要な時に必要なだけ「空気」「水」「肥料成分」を補給しやすい条件というだけのかもしれません。

それならば、他にも手立てがありそうです。

このような観点に立つと、従来の「施肥学」や「土壌学」というものの本質が何であったのか、おぼろげながら見えてきます。

もともとは、植物は海中から発生し、陸上に上がってきています。動物も然りです。水耕栽培は先祖帰りともいえそうなのです。

分子生化学という分野から見ると、一層、それが明瞭に見えてきます。それと同時に、微生物の働き、そして酵素と補酵素の働きなくしては、動物も植物も生体活動ができないことも分かってきます。肥料と呼ばれてきた成分の働きも分かってきます。

このようなことから、「バイオ製品」だけで、ゴルフ場グリーンの管理が完結できていることは、夢のような出来事であり、「バイオ理論」の実証であり、これが現実として「プロゴルファーの認めるグリーン」が出来ていることの証でもあります。そして、バイオメンテナンスで、無農薬コース管理ができうることの証でもあったのです。