「フッ素」は非常に強い酸化力があり、猛毒です。

水と反応させると、フッ化水素(HF)と酸素(O2)と一部オゾン(O3)を発生します。

ですから、取扱いさえ簡単で安全ならは、臭素よりも塩素よりも「水の殺菌」には適しています。

しかし、「フッ化水素酸」などは、ゴム手袋など容易に通過して、皮膚や筋肉も抜けて骨のリン酸カルシウムと反応して、炎症を起こし疼痛を与えます。血中のカルシウムイオンをフッ化し、カルシウム欠乏を起こさせます。低カルシウム血症による全身症状、主に心室細動を起こして致死的になります。

過去に歯科医院で、「フッ化ナトリウム液」と「フッ化水素」を間違えて歯に塗布して死亡事件を起こしたこともあります。義歯の製造工程で「フッ化水素」が使われているので、こんな事故が起きました。

世の中は、善人ばかりではありません。悪用されたら大変に危険なのです。

 

日本では、歯科医師が「フッ素入り歯磨き剤」を勧めています。

これは、歯の表面にフッ素を反応させて、歯の成分であるリン酸カルシウムの結合を強化することと、口中の虫歯菌や歯肉炎菌の働きを弱める為と言われています。(ストレプトコッカス菌やギンバリス菌)

 

しかし、世界的にはフッ素の発癌性、歯のフッ素症(斑状歯)の発症により、健康障害の方が重視されて来ているのです。(WHOテクニカルレポート846)(FADの行政指導)それにより、水道水へのフッ素の使用も禁止されているのです。

 

単体のフッ素は、ウラン235濃縮のため、揮発性の高い六フッ化ウラン(UF6)を製造する為に使われています。

フッ素を添加した合成樹脂やゴムは、半導体製造装置や自動車などの部品に使われています。

以前は、ロケット燃料にも酸化促進剤として使われていました。フッ素を使用した方が、酸素だけよりも推進力が向上する為です。

しかし、フッ素の「毒性」と「腐食性」の危険性の方が強く、現在ではロケット燃料の添加剤としては使われていないのです。