以前のコラムで、「日照不足」による光合成の最終産物の「蓄積澱粉」、「蓄積糖」の不足の問題を取り上げ、これに対応するために「有機酸1番搾り液」の使用をお薦め致したことがあります。
有機酸1番搾り液は、「糖」を微生物分解してあり、糖転換酵素も含まれているので、植物吸収が良く、植物体内でエネルギー転換されやすくできていることを説明致しました。
ところで、浅根になってしまっているグリーンは、これだけでは充分でありません。春の「発根」「発芽」に要する成分が足りないのです。即ち、チッソ成分からの最終生産物である「アミノ酸」が無いと、蛋白質が造れないのです。
ここで必要になるのは、糖を分解した「有機酸群」と植物吸収型(低分子化した、水溶性で耐冬性の)「アミノ酸群」です。
このような独特の「有機酸群」を配合した「有機酸1番搾り液」と、独特な「アミノ酸群」を含有した「アミノ活緑液」を一体化して、「粉剤」としたものに、加えて耐冬性の成分を充実させたものが「冬の活緑」です。冬にかけても有効に働きます。これらの成分が全て含まれ、かつ使いやすい水溶性の「粉剤」であることは、大変助かります。
昔は無かった、一歩も二歩も進んだ製剤です。
一度に、多量に使うのでなく、こまめに回数多く使用することがミソです。
今年は、早目に「冬の活緑」をご使用されますことをお薦め致します。
このまま、手をこまねいて春を迎えますと、新年度のスタート時から苦労することは目に見えています。
例年に無く「葉色」が薄い、「下葉」が枯れあがっている、「浅根」である、薬剤で抑えたが病気の気配があった、ピシウムに侵された、等々の症状があったら、是非、「冬の活緑」の早目の手当てをお薦め致します。
綾小路きみまろではないですが、「だまされたと思っても使って下さい。」