日本では迷走台風やスーパー台風、メキシコでは大地震。
地球温暖化の影響という見解も良く見受けますが、その真相は如何に?

記憶に新しい災害として、多くの犠牲者を出した7月の九州北部豪雨があります。およそ9時間で平均の2か月分を超える雨が降るという異常な事態が発生しました。これは事前の予測をはるかに越えるものでした。朝の天気予報では大雨になるという情報は無かったのです。
こういった状況を受けて、気象庁をはじめとして気象予測の限界に挑む活動も数多くなされています。
ビッグデータを活用したAIの活用もそんな試みの一つですね。

さて、今回は「地震と豪雨の関係」と題するコラムです。

地震と豪雨の関係

有史以来、世界中に「地震と豪雨」の関係を調べた人がたくさんいます。この中には、立派な科学者もたくさんいます。
事実、統計学上からも「豪雨の後に地震」が多く、確率的には地震が豪雨の後に起こっているという事実が80%を超えています。
また、「海水温の上昇」とも関係しています。海水温が上がり地震が起きています。
しかし、豪雨が降っても、必ずしも地震は起きていません。海水温が上がっても、必ずしも地震が起きていません。
必要条件と必要十分条件は、異なるのです。・・・・ですから、自然現象から推察して、「豪雨が降ったから地震が来る」「海水温が上がったから地震が来る」などという言葉は、あてにならないのです。・・・・誤りが多いのです。
このことは、地震が起きる仕組みを理解すれば、何でもないことです。当たり前のことなのです。しかし、全体的な関連性はあるのです。

マグマの生成と地震のところで書きましたが、マントルの溶解しやすい条件に、「水」が関与していることを紹介しました。その「水」は、プレートの裂け目、海岸線などから染入るようにマントルに達するのです。豪雨がマントルの溶解を促しますが、どこでも染込むわけではないのです。染込み場所は、特定されているのです。
海水温の上昇は、海底でのマグマの上昇が要因です。海水温が上がれば蒸散水が増え、豪雨となって降って来ます。台風が生じやすくなります。台風の進路上では洪水がおきやすくなります。
洪水により染込む水が増え、マントルが溶融してマグマが生じると、プレートの境目に沿って「地震雲」が発生します。地磁気が生じるからです。通常よりも1万分の1のレベル(ナノテスラレベル)で地磁気が変動するのです。これが、空気中の水分子の凝固を促し「細かな水滴」となります。「雲」の発生です。プレートに沿って「すじ状」に出ます。
日本の河川は、プレートの境目であることが多く、川の上空に「川に沿った雲」が出ます。川の中に生じると「川霧」となって川を昇ります。天竜川の竜の川登がこれです。

現在、地球全体は「寒冷化」していて、上空を冷たい空気が覆っています。ところが海水温が上昇していて、下空は暖かい空気が覆っています。各地に豪雨を降らせています。上下が逆さまになっているので、竜巻や雹なども起きやすくなっているのです。
海水温の上昇は、海底マグマの上昇が原因です。海底マグマは「太陽磁気」と天体の星の配置図に左右されています。